「眠りの精」は、ドイツの民謡の旋律をもとに作曲家のヨハネス・ブラームスが作編曲したと言われています。(Zuccalmaglio作の説もあり。)原題は「Sandmannchen(Sand
mann 砂男)」です。
ヨーロッパに伝わる眠らない子供の目に砂をかけて眠らせてしまう妖精の伝説がもとになっているようです。オーストリア民謡の「チロルの子守歌」も、この眠りの精の伝説に由来するものです。
またアメリカ人の作曲家による「日本人の砂男」という曲もあります。
Die Blümelein sie schlafen
schon längst im Mondenschein,
sie nicken mit den Köpfen
auf ihren Stengelein.
Es rüttelt sich der Blütenbaum,
es säuselt wie im Traum:
Schlafe, schlafe, schlaf du, meine Kindelein!