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Sah ein Knab' ein Röslein stehn,
Röslein auf der Heiden,
War so jung und morgenschön,
Lief er schnell, es nah zu sehn,
Sah's mit vielen Freuden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
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Knabe sprach: ich breche dich,
Röslein auf der Heiden!
Röslein sprach: ich steche dich,
Dass du ewig denkst an mich,
Und ich will's nicht leiden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
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Und der wilde Knabe brach
's Röslein auf der Heiden;
Röslein wehrte sich und stach,
Half ihm doch kein Weh und Ach,
Musst' es eben leiden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
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ウェルナーの野ばら
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童はみたり 荒野のばら
朝とく清く 嬉しや見んと
走り寄りぬ
ばら ばら 紅き荒野のばら
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わらべはみたり あれののばら
あさとくきよく うれしやみんと はしりよりぬ
ばら ばら あかきあれののばら
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われは手折らん 荒野のばら
吾はえ耐えじ 永久に忍べと
君を刺さん
ばら ばら 紅き荒野のばら
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われはたおらん あれののばら
われはえたえじ とわにしのべと きみをささん
ばら ばら あかきあれののばら
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童は折りぬ 荒野のばら
野ばらは刺せど 嘆きと仇に
手折られけり
ばら ばら 紅き荒野のばら
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わらべはおりぬ あれののばら
のばらはさせど なげきとあだに たおられけり
ばら ばら あかきあらののばら
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シューベルトの野ばら
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童はみたり 野なかの薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
飽かずながむ 紅におう
野なかの薔薇
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わらべはみたり のなかのばら
きよらにさける そのいろめでつ
あかずながむ くれないにおう
のなかのばら
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手折りて往かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思出ぐさに
君を刺さん 紅におう
野なかの薔薇
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たおりてゆかん のなかのばら
たおらばたおれ おもいでぐさに
きみをささん べににおう
のなかのばら
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童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ 紅におう
野なかの薔薇
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わらべはおりぬ のなかのばら
おられてあわれ きよらのいろか
とわにあせぬ べににおう
のなかのばら
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